プロジェクト進捗追跡
GitHub Projects v2 と連携し、プロジェクトの進捗をリアルタイムで追跡します。 完了率、ステータス分布、バーンダウン、サイクルタイム、チーム負荷など多角的にプロジェクトの健全性を分析できます。
設定方法
プロジェクト選択
Settings → Projects で分析対象の GitHub Projects を選択します。
ダッシュボードで確認
ダッシュボードの「Projects」タブでプロジェクト分析結果を確認します。
詳しい設定手順はGitHub Projects の設定ガイドを参照してください。
分析項目
進捗率・ステータス分布
プロジェクト全体の完了率と、ステータス別のアイテム分布を表示します。
バーンダウン/バーンアップ
残作業量と完了数の推移を理想線と比較。遅延の早期検出に活用できます。
サイクルタイム分析
アイテムが各ステータスを通過する時間を計測。ボトルネックとなるステータスを特定します。
チーム負荷分析
メンバー別のアイテム割り当て数とステータス分布。負荷の偏りを可視化します。
ベロシティ比較
イテレーション別の完了アイテム数を比較。チームの開発速度のトレンドを追跡します。
工数分析
予定工数と実績工数の比較。見積もり精度の改善に活用できます。
指標の読み方
進捗率とステータス分布
完了率はプロジェクト全体の進捗度合いを示します。ステータス分布と合わせて確認することで、 ボトルネックの位置がわかります。
- 「In Progress」が多い場合: 着手はしているがレビューや完了に至らない。PR のサイズや依存関係を確認しましょう
- 「In Review」が滞留している場合: レビューがボトルネック。レビュアーの負荷やレビュー待ち時間を確認しましょう
- 「Backlog」が増え続ける場合: スコープクリープの可能性。要件の優先順位付けを見直しましょう
サイクルタイム
サイクルタイムは、アイテムが作成されてから完了するまでの全体時間です。 Code Tempo では中央値と P90 で表示します。
- サイクルタイム(中央値): アイテムの「通常の」完了時間。チームの標準的な速度を示します
- リードタイム: 提案から完了までの時間。サイクルタイムより広い範囲をカバーします
ステータス別滞留時間
各ステータスでの滞留時間(中央値・P90)を横棒グラフで表示します。 突出して長いステータスがあれば、そこがボトルネックです。
ボトルネック検出
Code Tempo は長時間同じステータスに滞留しているアイテムを自動検出し、 「停滞アイテム」として一覧表示します。担当者とステータス、滞留時間を確認して 対応を促しましょう。
チーム負荷バランス
メンバー別のアイテム割り当て数と、チーム平均との偏差を表示します。
- 過負荷メンバー(Overloaded): 平均より大幅に多くのアイテムが割り当てられています。タスクの再分配を検討しましょう
- 低負荷メンバー(Underloaded): 余力がある可能性。過負荷メンバーのサポートに回れるかもしれません
ベロシティ
イテレーション(スプリント)ごとの完了アイテム数を追跡します。
- 安定したベロシティ: チームが予測可能なペースで作業できている良好な状態
- ベロシティの低下: 技術的負債、スコープの複雑化、チーム変更の影響が考えられます
- キャリーオーバー(繰越): 完了できずに次のイテレーションに繰り越したアイテム数。多い場合は見積もりの精度に課題があります
業界標準との比較
| 指標 | 良好 | 標準的 | 要改善 |
|---|---|---|---|
| サイクルタイム(中央値) | 3 日以内 | 3〜7 日 | 7 日以上 |
| キャリーオーバー率 | 10% 以下 | 10〜20% | 20% 以上 |
| ベロシティの変動係数 | 20% 以下 | 20〜40% | 40% 以上 |
| 負荷偏差(標準偏差/平均) | 0.3 以下 | 0.3〜0.5 | 0.5 以上 |
関連ページ
- バーンダウンチャート — バーンダウン/バーンアップの詳しい読み方
- GitHub Projects の設定ガイド — Projects V2 の設定手順
- チーム分析の使い方 — メンバー別の貢献度とレビュー負荷