開発活動分析
開発活動分析では、リポジトリ内の開発アクティビティを多角的に可視化します。 コミット、PR、Issue の推移を時系列で追跡することで、チームの開発リズムや活動量の変化を把握できます。
分析項目
コミット数
日次・週次のコミット数の推移を折れ線グラフで表示。開発活動の基本的なリズムを把握できます。
PR 数
オープン・マージ・クローズされた PR の推移を複数系列の折れ線グラフで表示します。
Issue 数
作成・クローズされた Issue の推移を表示。タスク管理の流れを確認できます。
コード周波数
追加行数・削除行数・差分を積み上げ棒グラフで表示。コード変更のボリュームを把握できます。
WIP(進行中 PR)推移
日ごとのオープン PR 数の推移を表示。同時進行のタスク量を監視できます。
指標の読み方
コミット数の見方
コミット数は開発活動の基本的な指標です。ただし、コミット数だけでは生産性を正確に測れません。 以下のポイントに注目してください。
- トレンドの変化: 急激な増減は、リリース前の追い込みやチームメンバーの増減を示唆します
- 週次パターン: 曜日ごとの活動パターンから、チームの作業リズムが見えてきます
- 前期間との比較: グレーの点線で前期間のデータが重ねて表示されます。増減率を確認しましょう
PR 数の見方
PR の各ステータスのバランスに注目してください。
- Opened > Merged が続く場合: レビューがボトルネックになっている可能性があります
- Merged が安定している場合: デリバリーが順調に進んでいることを示します
- Closed(マージせずクローズ)が多い場合: 要件の手戻りや設計の見直しが頻発している可能性があります
WIP 推移の見方
WIP(Work In Progress)数は、チームが同時に抱えるタスク数を示します。
WIP 数の目安
一般的に、WIP 数はチームメンバー数の 1.5〜2 倍以内が健全とされます。 WIP が増え続ける場合、PR のレビューやマージが追いついていない可能性があります。
コード周波数の見方
追加行数と削除行数のバランスは、コードベースの成長パターンを示します。
- 追加 >> 削除: 新機能の追加が中心。コードベースが急速に拡大しています
- 追加 ≒ 削除: リファクタリングが活発に行われている健全な状態です
- 大規模な削除: レガシーコードの整理やアーキテクチャ変更の可能性があります
業界標準との比較
| 指標 | 小規模チーム(3-5人) | 中規模チーム(6-15人) |
|---|---|---|
| コミット数/人/日 | 3〜8 コミット | 2〜5 コミット |
| PR マージ数/人/週 | 3〜5 PR | 2〜4 PR |
| WIP 数/メンバー | 1〜2 | 1〜1.5 |
これらの数値はあくまで参考値です。プロジェクトの特性(言語、ドメイン、開発フェーズ)によって最適な値は異なります。 自チームの過去データとの比較を重視してください。
リポジトリフィルター
複数リポジトリを選択している場合、リポジトリごとにフィルタリングが可能です。 リポジトリ間の活動量を比較することで、チームのリソース配分を確認できます。
関連ページ
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